新しい教育へ〜長澤佳則〜

教育コンサルタントとしての活動報告をしております

教員生活終了。次のステージへ!

今年初めての記事となります。

書きたいことはたくさんあったのですが、この数ヶ月間、激動の日々を送っていてブログと向き合うことができませんでした

そして今回この記事で書いておきたいことは、私がこの3月で教員生活を終えるということと、教員生活で関わらせていただいた方々への感謝です。

 

7年間という短い期間でしたが、このブログやFacebook書いてきたように、たくさんの経験をさせていただきました。

常に私の念頭にあったものは、「今の時代にあった教育を届けること」でした。テクノロジーの進化が我々の社会生活をどんどん変えて行っているのに、それに応じた教育ができていないことに常に疑問を持ち、ビジネスの世界を参考にしながら新しいものを作ってきました。

 

その中でも特に力を入れたことは「総合的な学習・探究の時間」でした。

ある程度教える内容に自由度があるこの教科で、「生徒が社会人になった時に本当に役に立つ能力や知識を教えていきたい」という思いが強くありました。

ありがたいことに、学校で「総合探究の委員長」をやらせてもらえることになり、中1から高3までのコンテンツと授業方法を一から作ることができました。

そのうちの一つである「起業を擬似体験する」というプログラムは、株式会社NOLTYランナーズさんが興味を持ってくださり、それが商品化されることになりました(2024年4月から様々な学校様で活用される予定)

ワークブックを使って自分の興味関心を基に起業を擬似体験することで、ビジネスの世界で行われている活動に精通することができます。

 

時々、大学生になった卒業生が学校に遊びにきますが、半分近くの生徒が「今の学部があっていない。転部したい。」と愚痴をこぼします。

彼らは高校生の時に大学の見学や学部説明会などに参加しているにも関わらず、そのような考えになっています。

なぜ学部選び、自分の進路選択を間違ってしまうのか。それは、大学の先にある「ビジネスの世界」をほとんど知らないからです。

移りゆくビジネスの世界をキャッチアップして、自分の将来の働き方をイメージできなければ、逆算して進路選択をすることはできません。

とりあえず有名大学であればどこでも」、「とりあえず先生に勧められた大学の学部に」、というような進路選択では大学に入った後に後悔します。

進路選択を誤らないためにも、教員含め生徒はビジネスの世界を知るべきなのです。

 

このような思いから、数年かけて私自身がビジネスの世界をとことん勉強して、NOLTYスコラ MyBiz編」が完成しました。

様々な起業家の方と交流もさせていただき、多くの知見をいただくことができました。

本当に感謝しかありません。

 

3月で学校の教員を辞めますが、これからは教育コンサルタントとしてフリーで活動していきます。

 

幸いなことに、いくつかの企業さんがお仕事のオファーをしてくれています。

この4月からは企業向けにコンサルやセミナーを行わせて頂き、徐々に学校向けのコンサルやセミナーもしていく予定です。

 

私が学校の教員を辞める決断をしたことで、7年間勤めてきた学校の各先生方に大なり小なりご迷惑をかけてしまいました。

コンサルタントとして実績を積み重ねて、お世話になった先生方や学校に対して恩返しができるように頑張っていこうと思います。

 

「有意義な教育」をモットーに