新しい教育へ〜長澤佳則〜

教育コンサルタントとしての活動報告をしております

【合格体験記】武蔵野大学(毎週月曜配信)

 

Tさん 武蔵野大学アントレプレナーシップ学部 
総合型選抜 合格 2023年4月入学
受験について
・書類
・グループディスカッション
・面接

 

〇受験について本格的に考え始めたのはいつでしたか?

高校2年生の夏頃です。親が武蔵野大学アントレプレナーシップ学部のパンフレットを自分に見せてきて、直感的に「ここに通いたい」と思い、夏のオープンキャンパスに参加しました。実際にオープンキャンパスに行くと、大学生全員がキラキラしていて、「ここしかない」という気持ちになりました。さらに、オープンキャンパスで実際にアントレプレナーシップ学部で学んでいる大学生の方と知り合いになり、その方々たちが主催しているアントレ学部に入るための総合型選抜対策勉強会にも参加しました。

 

〇他に受験校は考えていませんでしたか?

武蔵野大学アントレプレナーシップ学部以外を受験するつもりはありませんでした。

でも一応、一般選抜のための塾に通っていました。映像授業を見ながら学んでいく塾です。ただ、自分の気持ちが常に武蔵野大学にあったので、映像授業を見ていても頭に全く入ってきませんでした(笑)。

 

〇出願時に評定平均はどのくらいありました?また何か資格等は持っていましたか?

評定平均は3.9でした。英検は高校2年生の第3回受験の時に2級を取得しました。
武蔵野大学のアントレ学部がそれらを出願要件にしているわけではなかったので、受験に大きく影響している訳ではないと思います。

 

〇高校時代はどんなことに力を入れてきましたか?

学校の様々な活動でリーダーをしていました。高校サッカー部では部長。体育祭では応援団長。文化祭のクラスで行う劇ではプロデューサー兼主役。
学内でリーダーをやりたいという人がいなかったので、自分がやっていました。

 

〇劇のプロデューサーでは具体的にどのようなことをやったのですか?

自分たちの劇の音源やPR動画を作ったり、裏方作業も含めて様々なことをやりました。何かを作り上げて人に届けるという意味では起業と似ているので、受験で良いアピール材料となったと思います。

 

〇受験に向けた対策は?

部活や応援団、劇など学内の行事に注力していたので、あまり学外の活動はできていませんでした。
ですが、武蔵野大学オープンキャンパスに高2と高3のときに行ったり、アントレ学部の大学生の方が主催する勉強会に参加したり、あとは出願要件にあったフィールドスタディーズの活動報告としてnoteに記事を書いていました。オープンキャンパスで出会った自分と同じ高校3の受験生と一緒に何かウェブページを作らないかという話になり、自分たちの町の魅力を伝える記事を書いていこうというふうになりました。

 

〇アントレ学部の大学生の勉強会ではどんなことをしたのですか?

主にグループディスカッションの練習をしました。実際のアントレ学部のグループディスカッションと同じようにZOOMでおこないました。ディスカッションでのそれぞれの役割についてもそこで学ぶことができました。ディスカッションのリーダーだけが活躍できるというわけではなく、「裏リーダー」の重要性、タイムキーパーがディスカッションをマネジメントできること、書記がまとめる技術を披露できることなど、知らなかったことをたくさん学ぶことができました。
実際の試験でのグループディスカッションでは、私はリーダーを務めました。

 

〇面接の対策は?

アントレ学部の勉強会や学校の先生を活用していました。
学校の先生には、自分の思いや考えを言語化するお手伝いをしてもらいました。勉強会の方では大学生が面接官をしてくれて、本番のような形でアウトプットをしていました。
実際の面接はZOOMで行われ、志望理由書に関する一般的な質問だけでなく、意外な質問もありました。例えば、「あなたの得意なことは?」という質問のあとに、「では2番目に得意なことは何ですか?」というようなものがありました。後は、なぜ武蔵野大学アントレプレナーシップ学部じゃないといけないのかということを聞かれました。自分が答えたことに関して、「それだったら、〇〇大学の△△学部でも同じことができるんじゃないの?」というツッコミもありました。

 

武蔵野大学アントレプレナーシップ学部でないといけない理由はどのように答えたのですか?

志望理由書にも書いていたのですが、①1年時の寮生活での学び、②起業のノウハウが学べる実践型の授業、③どんな大きな夢であっても決して笑うことがなく、真剣に受け止めて一緒に考えていってくれる風土、です。これらはオープンキャンパスで知り合った学内の人達といろいろと交流をしながら感じたことでした。

 

〇総合型選抜で合格するために必要なことは何だと思いますか?

繕った自分ではなく、素の自分でアントレプレナーシップ学部で学びたいという熱意を伝えることだと思います。
勉強会に参加していて、すごく頭がよさそうだなと思う子がいたのですが、残念ながらその子は落ちてしまいました。私の主観でしかないですが、「何事にも挑戦して自分の可能性を広げていきたい」という気持ちがあまり伝わらないようなコミュニケーションをとっていたような気がします。それが合否に大切なことかはわからないですが、アントレプレナーシップって「失敗するかもしれないけれど、とにかく挑戦する精神」だと思うんですよね。
自分が合格できたのは、とにかくアントレ学部に入って、社会の役に立つことに挑戦をしていきたいという強い思いを伝えることができたからだと思っています。