新しい教育へ〜長澤佳則〜

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【合格体験記】早稲田大学③(毎週月曜配信)

Mさん 早稲田大学 社会科学部
全国自己推薦入試(総合型選抜)合格 2021年4月入学
受験について
・1次選考:書類審査
・2次選考:小論文、面接

他の合格校:立教大学経営学

 

〇合格した大学を教えてください。


早稲田大学の社会科学部と立教大学経営学部を総合型選抜で合格しました。

 

〇大学受験を意識し始めたのはいつですか?


高校3年生になる時ですかね。実際に動き始めたのは7月頃でした。というのも、毎年全国大会に出場するバスケ部に所属していたので、バスケに集中していました。

 

〇何か部活以外での活動はしていましたか?


特に何もしていませんでした。
ただ学校の勉強は一生懸命取り組んでいたので、評定平均は5でした。
また、英語検定は高校3年の第1回目で2級を取得しました。

 

〇一般受験は考えていたのですか?


全く考えていませんでした。
その代わり、推薦入試で大学に行けるように、普段から学校の勉強はしっかりやっていましたね。

 

〇塾には通ってましたか?


塾には通ったことはありません。
小学校からバスケをやっていて、中学校もバスケの強豪校に行っていたので、受験勉強のために塾に行くということはしていませんでした。

 

早稲田大学の社会科学部を受験するにあたってどんな取組をしていましたか?


社会科学部は小論文試験があるので、その対策をしました。
まず初めに、過去問に取り組みました。過去問3年分は早稲田のホームページ上にあがっていたので、それをダウンロードして小論文を書きました。
書いたものは学校の国語の先生に添削してもらいました。
あと、その国語の先生が小論文対策の本を貸してくれたので、それを使っていましたね。
また、早稲田の社学は時事問題がテーマとなることが多いので、『文藝春秋オピニオン 2020年の論点100』を買ってきて、メモとりながら読んでいました。

 

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〇志望理由書ではどのようなことを書きましたか?


社学の志望理由書では、「今まで頑張ってきたことを踏まえて社会科学部で何を学びたいか」ということを書かなければいけませんでした。
私が所属していたバスケ部には日本語が喋れないナイジェリアからの留学生がいたので、その子とのコミュニケ―ションを通じて学んだことを、社会科学部でさらに深めていきたいと書きました。
ちょうど社会科学部に異文化コミュニケーション論を専門とされている教授がいたので、その方のことを調べたり、異文化コミュニケーション論について本を読んだりしました。
調べていく中で、異文化というのは、「国の違いだけでなくて、隣人ですら異文化の違いがある」ということを知ったので、バスケ部内での「異文化」によって生じる問題も言語化しました。

 

〇面接ではどのようなことを聞かれましたか?


志望理由書のことについて聞かれました。
一番印象に残っているのは、「志望理由書にコミュニケーションのことについて書かれているけど、対面とオンラインでのコミュニケーションの違いは?どうやったらオンラインでのコミュニケーションを対面のコミュニケーションに近づけることができると思う?」という質問でした。
ちょうど面接試験前にVRに関するニュースを見ていたので、VRを使えば対面のコミュニケーションに近づけることができると思いますと答えました。それ以上のツッコミはありませんでした。

 

立教大学経営学部のお話も聞かせてください。


1次試験では、志望理由書と高校時代の実績が見られました。
あと、英検2級程度のスコアが必須でした。
2次試験は面接だけでした。面接では日本人と外国人の面接官がいました。

 

〇志望理由書はどのようなことを書いたのですか?


「なんで経営学部で学びたいのか」というところをしっかりと書きました。
高校のバスケ部のときに課題を感じていた「チームをまとめる力」を、経営学部でリーダーシップに関して学ぶことで解決策を模索していきたいということを中心にしていました。
また、「将来スポーツ関連の企業に入って営業や企画の仕事をしていきたい。そのためにも立教でプレゼンスキルを身につけたい」とも書きました。
あと、組織のモチベーションをどう上げていくのかに興味があったので、組織行動論のゼミにも入りたいとも書きました。
チームスポーツと経営学は親和性が高いので、部活と経営学を結びつけて書くのは比較的簡単でした。
これらの立教で学びたいことの情報は、ホームページやパンフレットから得ました。
ちなみに立教の志望理由書は2000字だったので、部活での出来事を長々と書きました。悔しかったという感情とかも盛り込みました。

 

〇面接に関しても、もう少し教えてくれますか?


面接は10分ぐらいで終わりました。英語での質問は2つされて、そのうちの1つは、「外国に行ったと書いてあるけど楽しかった?」という質問でした。
志望理由書で、高校のバスケ部で中国遠征をして異文化コミュニケーションを経験したということも書いていたのでそのような質問が出たのだと思います。
英語面接の対策はしていたのですが、すごく緊張していたので、「楽しかったです」程度のことしか答えることができませんでした。
もう1つの質問は、「なんで立教の経営なの?」という質問で、私は立教大学オリジナルのリーダーシッププログラムに興味がありますと英語で答えました。
日本人の面接官からは、今までリーダーシップを発揮した経験を教えてくださいと質問されました。
圧迫面接ではなかったです。

 

〇総合型選抜で受験する上でやっておいた方が良いことってなんだと思いますか?


何事にも自分の意見を言えるようになっていた方がいいので、何かニュースを見たら自分の意見を考えるようにした方が良いと思います。それが小論文対策につながると思います。

 

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