Iさん 順天堂大学 スポーツ健康科学部
総合型選抜 合格 2021年4月入学
受験について
・選考(当時):書類審査、筆記テスト(小論含む)、面接
〇合格した大学を教えてください。
順天堂大学のスポーツ健康科学部に合格しました。
〇高校時代の活動について教えてください。
高校2年生の夏にAO入試の対策塾に入ったことで、周りの高校生が学生活動をしているのに気づいて、自分も何か学外で活動をしなきゃと思うようになりました。
私はサッカー部に所属していたので、サッカーに関わる活動をしたいと思い、慶應SFCの学生が設立した「大学サッカーを盛り上げる」団体に所属することになりました。
その団体に所属しながら、国際人権団体ともコラボすることになりました。「日本の部活動の悪しき伝統」について私がインタビュー受けることになり、その動画がフィンランドの国営放送やドイツのテレビで放映されました。
また、「監督が怒ってはいけない大会」を提唱している元バレーボール全日本代表選手である益子直美さんをお呼びして、イベントを開催するなどを行っていました。
〇高校3年生の時も活動を継続されていたのですか?
続けていました。例えば高校生向けの進路相談会であったり、Eスポ―ツ版の大学サッカーリーグを企画していました。高校生でこの団体に所属していたのは自分だけでした。大学生がメインの学生団体に所属して様々な活動をしていたことで、いろいろな方々とお知り合いになることができました。
〇順天堂大学スポーツ健康科学部に進学先を決めた理由は何ですか?
順天堂大学を決めた理由は、スポーツ界で影響力を持っている教授が多くいらっしゃることが一番の理由です。スポーツ庁の発足に伴い初代長官に就任した鈴木大地教授がいらっしゃるのもすごく魅力的でした。
〇試験形式は?
私が受験したときは、書類審査と小論文を含む筆記試験、面接でした。
筆記試験では、スポーツに関わる歴史や知識の問題とスポーツに関わるテーマの小論文を解きました。
面接では、事前に課題として出されていた高等学校の「体育理論」に関して発表しました。
〇志望理由書はどのように書きましたか?
私が特に意識したことは、なぜ順天堂大学のスポーツ健康科学部でなければいけないのかというところを明確に書こうとしたところです。
順天堂の志望理由はいくつかありますが、一つは部活動のあり方というところに問題意識があったため、元スポーツ庁長官の鈴木大地教授のもとで、学校部活動の今後のありかたを学びたかったこと。また、強豪校に選手が集まりすぎてチームと選手のミスマッチが生じていることに対しても問題意識があり、そのミスマッチを防ぐことができるようなサイトやアプリを作成したと思っていたため、スポーツビジネス専門の教授から学びたいと書きました。
nagasawa-consulting.my.canva.site
〇高校での競技実績がないと受からないと思いますか?
取り組んでいた競技で目覚ましい実績がなかった人も同級生にいるので、必ずしも競技実績がないといけないわけではないと思います。自分のように、スポーツにおいて社会課題を感じてアクションを起こしていれば、合格することはできると思います。
一方で、トップアスリート特別選抜で受験するような人は、オリンピックやプロを目指すような人達ばかりなので、競技実績は大切になるかと思います。
〇総合型選抜対策塾ではどのようなことをやっていましたか?
高2の夏に入ったときは、一つのテーマをもとに議論をしたり、総合型選抜を受ける上での自分自身の探究テーマを決めるために先生と話し合っていました。1対1の時もあれば、先生1人に対して複数の生徒の時もありました。
高校3年生になってくると、小論文対策や面接対策をしてもらっていました。
〇教材はありましたか?
特に教材はありませんでした。基本的に総合型選抜で合格した大学生が先生なので、その人達が大学の授業やゼミで学んできたことを題材にして議論したりしていました。
〇高校時代に学生活動を行ったことで自分の考え方がどのように変わりましたか?
興味関心があることに対して、行動を起こすという考えが格段に伸びたと思います。
話してみたい人に連絡してアポどりをすることは、学生団体に所属していなかったらやっていなかったと思います。ある企業の社長とお話することができましたが、社長に対してどのような文章を書けば会って話を聞くことができるかを試行錯誤しながら文章を作っていました。
今振り返ってみてもとても貴重な経験をしていたなと感じています。
【総合型選抜対策 無料相談はこちら】