新しい教育へ〜長澤佳則〜

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【合格体験記】慶應義塾大学 総合政策学部#6(毎週月曜配信)

Sさん 慶応義塾大学 総合政策学部
全国自己推薦入試(総合型選抜)合格 2021年4月入学
受験について
・選考:書類審査、プレゼン動画

他の合格校:明治大学政治経済学部


〇合格した大学はどこですか?


慶応義塾大学総合政策学部AO入試で合格しました。

 

〇他に受験していた大学はありますか?


明治大学政治経済学部立教大学経済学部、中央大学国際経営学部を受けました。慶応義塾大学総合政策学部の合否が一番早かったので、明治大学は合格をもらったのですが辞退、立教大学中央大学は1次試験に合格した後に辞退を申し出ました。

 

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〇高校生の時にどんな活動をしていましたか?


高校1年生の夏休みぐらいから、食品ロスに関する探究活動を始めました。最初は本やインターネットを通じて情報収集をしていました。

 

〇食品ロスに関する探究活動を始めたきっかけは?


学校の英語の授業で食品ロスのことを学んだことと、高1の冬休みから留学に行く予定であったオーストラリアが食品ロス問題に積極的に取り組んでいるということがきっかけでした。
特に学校で探究活動をする授業はなかったので、独自で食品ロスについて調べていました。

 

〇留学を決めたきっかけは?


さいころから海外に憧れていていました。父親が高校はアメリカにずっと留学していたのでその影響は大きかったです。
東京都の教育委員会がやっている都立高校生向けの留学プログラムに応募して、高校1年の1月から1年間オーストラリアに行くことになりました。

 

〇オーストラリアに行ってからはどのような活動を?


日本の英語の授業でフードバンクに関することを学び、オーストラリアはフードバンクが進んでいると聞いていたので、実際に留学先地域のフードバンク団体でボランティアをしたり、団体の代表にインタビューをしたりしました。

 

〇オーストラリアでの活動を通じて学んだことは?


衝撃だったのが、オーストラリアはフードバンクが体系化され安定していると聞いていたのですが、実際は課題がたくさんありました。特に資金面です。いい活動をしているのだけれど、お金を集めることがなかなかできずに、活動の持続が本当に難しいということでした。
日本に帰ってきて、教科書に載っていたフードバンクにアポをとり、代表の方に会いに行ってきました。やはり日本のフードバンクもオーストラリアと同じで資金繰りのところが難しく、持続可能性という課題に直面していると言っていました。
この経験をきっかけに、社会課題をビジネスで解決するソーシャルビジネスというものに興味を持つようになりました。社会課題に取り組む団体が持続的に活動できるような仕組み作りができないかという思いが自分の中で生まれました。

 

〇帰国後、他にどのような活動をしていましたか?


日本のフードバンクにインタビューに行った後に、「渋谷肥料」という取り組みをスタートしました。プロジェクトメンバーは30代の人2名、20代の人1名、プラス私の4名です。きっかけは、3年生になる前の春休みに、社会課題を解決する活動の持続可能な仕組みづくりができないかと考えたことです。
プロジェクトのメンバーとの出会いは、例えばクリエイティブ系の人は父親経由で知り合いました。父に自分のやりたいことを伝えていたら、私の思いに共感してくれそうな知人を紹介してくれて、一緒に活動していくことになりました。
学生も利用可能で、コワーキングスペースのような「渋谷QWS」というプロジェクトを支援してくれる機関に所属し、そこで活動をするようになりました。

 

〇具体的にどのようなことをやっていたのですか?


慶応義塾大学SFC受験までに商品化はできていなかったですが、肥料を作るところまではプロジェクトは進んでいました。肥料を買ってもらう層をターゲティングして、肥料の量はどのくらいか、どんなパッケージだとよいかなどを考えました。ターゲットになりそうな人にインタビューをして、自分の考えやパッケージをみてもらい意見を集めました。

 

〇どんな人をターゲットにしていたのですか?


農家さんではなく、家庭菜園を行う方をターゲットにしていました。私がちょうど高校3年生のとき、コロナウイルスが日本で感染拡大し、不要不急の外出が控えられていました。家庭菜園が増えると思ったのでその層をターゲットにしていました。
また同時並行で、サーキュラースイーツというものも企画していました。渋谷で出た生ごみ茨城県で大規模に肥料化されていて、その肥料を使ってサツマイモが育てられているということを知りました。それがただのサツマイモとして売られていてたので、それを渋谷に持ってきて高付加価値のスイーツとして売れば、慈善的にゴミを肥料化している茨城県の農家さんにもちゃんと利益が出る仕組みが作れると考えました。実際に肥料を作っている方に会いに行ったりしました。

 

〇志望理由書にはどのようなことを書いたのですか?


慶應の志望理由書には、今お話してきたことをベースに、総合政策学部に入学後も活動を続けていきたいということを書きました。

 

明治大学政治経済学部の経済をグローバル型特別入試についても教えてくれますか?


試験では、小論文と面接がありました。小論文のテーマは、「グローバル社会の功罪」だったと思います。
面接では、「なんでうちなの?」というところを強く聞かれました。事前に政治経済学部の教授や授業を隅々まで調べていたので、そこに触れながら話をしていました。また、「自分は政治経済学部でこういうことをやっていきたいのですが、どのカリキュラムや授業を受けるとよりやりたいことが実現できますか」と逆質問をしたりしました。そしたらアドバイスをもらうことができました(笑)。自分のやりたいことが明確であることを伝えることがとても重要だと思います。

 

慶応義塾大学や明治大学に合格できた要因は何だと思いますか?

 

様々な人に会いに行って話を聞き、探究を深めたこと。さらには課題解決のためにオリジナリティーのある具体的なアクションを起こすことができたことだと思います。

同年代で誰より食品ロスに関して詳しいという自負を持つことができていたので、自信を持って受験に挑むことができました。

 

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