新しい教育へ〜長澤佳則〜

教育コンサルタントとしての活動報告をしております

【合格体験記】早稲田大学⑤(毎週月曜配信)

Oさん 早稲田大学 社会科学部
全国自己推薦入試(総合型選抜)合格 2021年4月入学
受験について
・1次選考:書類審査
・2次選考:小論文、面接
他の合格校:早稲田大学 スポーツ科学

 

〇大学受験について教えてください。

早稲田大学の社会科学部とスポーツ科学部に出願し、どちらも合格できました。社会学部は全国自己推薦入試スポーツ科学部は自己推薦入試を活用しました。

 

〇社会科学部を選んだ経緯は?


私が通っていた高校はバスケの強豪校で、私も高校1年生と2年生の時にインターハイに出場していました。
プロバスケットボールプレイヤーを夢見ていましたが、当時から1に勉強、2に部活という考えだったので、社会科学部の方がより社会人になったときに役立つ実用的な学びができると思って、社学にしました。

 

〇周りの生徒さんも同じような感じだったのですか?


高校がスポーツに力を入れている学校で偏差値は45前後でした。ですので周りの生徒はスポーツ推薦で大学を目指す子が多かったです。

 

〇勉強は好きな方だったのですか?


「好き」よりも「やらなければいけないもの」というふうに考えていました。
バスケのプロも考えていましたが、ケガなどで道が閉ざされたときに、勉強していなかったら別の道がないと常に考えていたので、学校の勉強も一生懸命やっていました。評定平均は4.9でした。

 

〇課外活動は何かしていましたか?


学校を通してボランティア活動をしていました。
地域のゴミ拾いをしましたね。
あと、バスケ部の監督が有名な方だったので、彼が小学校で講談するときに自分たちもついていって、小学生に向けたバスケ指導をおこなっていました。

 

〇志望理由書はどのようなことを書きましたか?


バスケを中心に書きました。自分の中でバスケというものがどういうものなのかということを。
スポーツ科学部の志望理由書では、プロを目指すという意思表明と、スポーツ科学を通して自分の体の動かし方やケガの予防を学んでいきたいということを書きました。
社会科学部の方は、部活のことに触れつつ、学部が謳っている「学際性」「臨床性」「国際性」に沿って書きました。当時経済について興味があったので、社会科学部に在籍している経済を専門としている教授の名前や授業名も書きました。
また「国際性」の部分に関しては、早稲田大学には留学生が多いことから、早稲田大学に入学して、もっと外国人の方とコミュニケーションを円滑にとりたい、もっと他国の文化を大学で学びたいと書きました。通っていた高校には留学生が多く、バスケ部にも留学生が在籍していて、コミュニケーションの課題を日々感じていました。そのことも絡めて書きました。

 

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〇面接について教えてください。

 

社会科学部は、志望理由書に沿って質問をされました。
例えば、私は経済を学びたいと書いていたので、将来経済についてどう関わっていきたいかを聞かれて、私は海外の良い製品を日本に輸入していくような仕事をしたいと答えました。それに対して追加の質問はなかったですが、面接官の人が、「日本の製品を海外に輸出することも考えてほしいですね」とコメントを言っていました。圧迫面接ではなかったです。
一方、スポーツ科学部の方は圧迫面接でした。面接官がいきなり、「私にスポーツ科学とは何かを説明してください」と言って、始まりました。「スポーツを科学的な面で見ることで、競技力の向上であったり、新たな発見を得ることができる」と私は答えました。その次の質問は、「今コロナ禍でスポーツが出来なくなっていますが、そういった中でスポーツ選手としての存在意義も難しくなると思うのですが、どう考えてますか」でした。

 

〇面接はどのような対策をしましたか?

 

面接は学校の先生にお願いして練習していました。面接官に質問されそうなことをたくさん作って、その質問に対して一つ一つ答えを作っていました。先生との面接練習で、先生から自分が用意した質問とは異なる質問をされた時は、ひとまずその場で考えた答えをするのですが、面接練習が終わった後に、より良い答えを作るようにしていました。

 

〇小論文も試験もあったと思うのですが、どのような対策をしていましたか?

 

バスケ部の監督が早稲田大学との繋がりが強かったので、監督から社会科学部とスポーツ科学部の10年分ぐらいの過去問をもらいました。全部はやりきれなかったですが、とにかく過去問を解いて、担任の先生に添削をしてもらいました。
また、自分の経験談を基にテーマに沿って小論文を書くようにしていました。
おかげさまで、小論文を書くスピードはものすごく速くなりました。

 

〇実際の試験はどのような問題でしたか?

 

社会科学部はコロナがもたらしたものを今後の社会にどう繋げていくかという問題でした。コロナによってより注目を受けたVRの技術をより発展させて、ステイホームの時にでもリアルと同じように楽しめる世界にしていくべきと書きました。
またスポーツ科学部の方は、テニスの優勝賞金が男女で全く違うが、それに対してどのように思うかという問いでした。女子テニスのファンの母数を増やすことが大切であるということを、バスケを例に挙げながら書きました。


〇合格できた要因は何だと思いますか?

 

小論文でも面接でも、自分の人生の幹となる部分や自分の強み、早稲田大学に入学してからの目標を明確にアピールできたからだと思います。

 

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