新しい教育へ〜長澤佳則〜

教育コンサルタントとしての活動報告をしております

【合格体験】上智大学人間科学部(毎週月曜配信)

Sさん 上智大学総合人間科学部社会福祉学(定員15名) 
公募制推薦入試(学校推薦型選抜) 合格 2022年4月入学
受験について
・全体の学習成績の状況 4.0 以上
・自己推薦書
・英語外部テストスコア
・課題レポート
・学科個別試験(小論文)
・面接(日本語)

併願:法政大学文学部地理学科 (定員10名)
自己推薦入試(総合型選抜) 合格
受験について
・全体の学修成績の状況4.0以上
・志望理由書(自己推薦書)
・筆記試験(地理B)
・面接(日本語)


〇なぜ上智大学総合人間科学部社会福祉学科を志望したのですか?

母親が社会福祉士であったので、「社会福祉」というものにそもそも興味関心がありました。いろいろな大学の総合型・学校推薦型選抜入試を調べている中で、上智大学社会福祉学科の学科個別試験を知りました。しっかり対策すれば勝算があると思い、受験を決めました。

 

〇英語の資格は何か取得していましたか?

高校1年生の時に英検2級をとりました。高3の時にIELTSにも挑戦して、4.5というスコアを取得しました。ただ、実際社会福祉学科に入ってみてわかったことですが、入学後に英語力を問われることがほとんどないです。「上智は英語力がないと受からない」と思われがちですが、学科に寄ると思います。社会福祉学科に関して言えば、最低限の基準をクリアしていれば大丈夫という感じです。

 

〇受験に向けてやっていてよかったことは?
いくつかあります。
社会福祉施設をいくつか訪問して調査をしたこと。社会福祉学科に所属する教授の文献を読んだこと。面接やプレゼンの練習を数え切れないほど行ったこと。主にこの3つですかね。

 

社会福祉施設への訪問に関して詳しく教えてください。

私は「高齢者の健康寿命延伸と地域共生社会」をレポートのテーマとしてたので、高齢者の健康を意識した取組をしている①地域包括支援センター②高齢者複合ケア施設③セントラルスポーツ自治体組織を訪問しました。

実際に訪問したことでわかったことは、どこも高齢者の参加者が少ないというということでした。高齢者の健康寿命を高めるためのプログラムはあっても、利用者の数が増えていないという問題に対して、何が原因なのかを考え、課題解決のための方策をレポートにまとめました。面接の際にレポートに沿ったプレゼンを3分間行うのですが、プレゼン資料には実際に実地調査をした結果を載せました。面接官に、いい印象を与えることができたと思います。

 

上智大学の教授の書籍を読んでいたことはどのように役立ちましたか?

学科個別試験で社会福祉に関する小論文が出るので、過去問の対策だけでなく、社会福祉学科にいる教授の代表的な本や論文も読んでいました。また、社会福祉は高齢者、障害者、児童、生活困窮者という分野に分かれているのですが、過去問の傾向から前年度に出た分野は出題されていなかったので、ある程度分野を絞って本や論文で勉強していました。

 

〇面接やプレゼンの練習はどのように行っていたのですか?

とにかく面接官がしそうな質問を100通り以上考えて、どの質問が来てもすべて論理的に返せるように練習をしました。面接では自分の書いた自己推薦書やレポートに対して鋭いツッコミがあると思っていたので、自分で書いた課題レポートを学校の先生、塾の先生、親に見てもらい、たくさん質問をしてもらいました。


〇志望理由書で意識したことは?

前半部分で、「将来何をしていきたいか」、後半部分で「高校で頑張ってきたこと」を書きました。
前半部分に関しましては、社会福祉学科の「教育研究上の目的」に、「人間の尊厳」「政策・運営管理を行う能力」ということが謳われていたので、それを身に着けるために大学に入ってどんな研究をしていきたいかを具体的に述べました。私の場合は、高齢者の個々の尊厳や健康寿命を重視する政策構築を研究していきたいと書きました。文献調査だけだとインパクトが少ないので、前の質問でも答えましたが実際に健康寿命を伸ばす取組をしている施設などを訪問して、実状を志望理由書に盛り込みました。
また後半部分では、高校時代に頑張っていたことを書いたのですが、書く際に意識したことは、上智が「総合的に評価する大学」ということを聞いていたので、文武両道であったり、いろいろな活動をしてきたことを書きました。海外研修に積極的に参加したり、バドミントン、スカッシュで成績を残したり、そういったことも書きました。

 

公募推薦入試で受験して良かったことは?

一番良かったなと思うことは、大学で「やりたいこと・学びたいこと」が明確になっているということです。入学前に専門分野に関する書籍や志望理由書の作成に多くの時間を費やしたからこそ、今現在、主体的に大学の授業などを取り組むことができています。

 

おまけ
法政大学文学部地理学科について
〇志望理由
・地理が得意だった
・旅行が好きであった
・地理の評定が4.5以上だった
〇受験に向けて準備したこと
圧迫面接(受験者vs面接官7人)の対策
・地理の勉強
・入学後に研究していきたいこと(観光地理学)

 

 

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