新しい教育へ〜長澤佳則〜

教育コンサルタントとしての活動報告をしております

「授業分析診断」という仕事


久しぶりの投稿となります。

 

先日、私学教育の英語科研修会に参加してきました。


会場校となった学校の先生の授業をいくつか見た後、その学校の「授業品質の分析診断と改善に向けての支援」をされている光延栄治さんの講演を聞きました。

 

光延さんの活動はとても興味深いもので依頼を受けた学校の様々な授業を分析診断し、どこを改善すべきか、またどんな授業にしていった方がいいかなどを、授業を行った教員に直接伝えていくというものです。


講演のなかでとても印象的であったのが、授業がうまく行っていない学校ほど、「研修・相互見学の拒否反応が強い」というものです。


他の仕事で忙しくて、研修に行ったり、他の先生の授業を見る時間がないよ、「たいした授業やってないから授業を見に来ないでいいよ」という教員は少なくありません。


私自身も、授業以外にさまざまな仕事を抱えているため、他の先生の授業を見に行ったり、研修会に参加したりすることがかなり減ってしまいました。


ゆえに新たな授業スタイルに挑戦することが減っているのも事実です。


自分だけではなく自分が所属している学校全体の授業の質を高めていくためにも、まずは同僚の授業を数多く見に行かなければいけないなと講演を聞いて思いました。

 

光延さんは学習がうまくいっていない授業というものは演繹法的に授業を進めがちであると言っていました。


演繹法的な授業のとしては、英語の授業であれば生徒が英語の文章に多く触れる前に、まずは「ルール」を日本語で徹底的に教えるといったものです。


例えば、まだ英語の文章に多く触れていない中学1年生に、「英語には5文型があって、1文型は・・・」と説明しても、食いついて聞いてくれる生徒は少ないです。


さらに中学1年生に関して言えば、高校生や大学生に比べて、抽象的な話を聞くことを苦手としています


ので、抽象的な「ルール」の話をしてから学習させていくのではなく、具体的な事例に多く触れさせた後にそれに関する「ルール」を伝えていく帰納法的な授業の方が生徒はよく取り組んでくれますし、効率的な学習が期待できます。

 

 

今回研修会に参加して、様々なことを感じとることができました。


今ある自分の能力の範囲内で仕事をすることは確かに楽ですが、それでは社会の変化に対応した授業を提供することはできません。


忙しさを理由に研修に参加することを拒むのではなく、積極的に外部の方との交流をして、日々自分自身を成長させていきたいと思います。

 

自分の成長を生徒に還元できるように

 

長澤