新しい教育へ〜長澤佳則〜

教育コンサルタントとしての活動報告をしております

【合格体験記】立教大学(毎週月曜配信)

Mさん 立教大学 現代心理学部映像身体学科(定員20名) 
自由推薦入試(総合型選抜) 合格 2022年4月入学
受験について
・全体の学習成績の状況 3.5以上
・志望理由書
・英語外部テストスコア
・活動報告書
・面接(日本語)

 

〇なぜ立教大学現代心理学部映像身体学科を志望したのですか?

 

中学1年生の時から高校3年生まで児童劇団に所属していて、大学でも演劇や映像に関することを学びたいと思っていました。
高校3年生の4月に志望校を決めようと思ったのですが、演劇が学べる大学がどこかわからなかったので、ネットでとにかく調べました。検索エンジンには、有名な女優さんの名前を入れて、その方々がどこの大学に在籍しているか、または在籍していたかを調べていきました。そうした中で、私が尊敬している女優さんである古川琴音さんが立教大学現代心理学部映像身体学科を卒業していることを知り、立教大学に決めました。
その他にも日本大学芸術学部や京都芸術大学多摩美術大学の映像系の学科も考えていたのですが、学費が高かったため、立教大学1本に決めました。

 

〇自由推薦入試(総合型選抜)で受験しようと思ったきっかけは?

 

演劇を6年間やってきたことと、課外活動でch FILESの学生記者をやっていたので、 自己アピールが重視される自由推薦入試の方が自分には合っていると考えていました。あと勉強よりも話すことの方が得意だったので、自分の強みを活かすことを考えたら、一般入試ではないなと考えました。
立教以外の大学を受験するつもりはなかったので、もし落ちてしまったら専門学校でお芝居を学ぼうと思っていました。

 

〇課外活動でch FILESの学生記者をやったきっかけは?

 

総合型選抜に活かそうと思って始めたわけではなく、高校2年生の秋ごろにたまたま図書館においてあるch FILESを読んでいたら、オンラインでのイベントがあることを知り、それに参加しました。ch FILESのスタッフになると、有名アーティストや俳優、社長さんにインタビューをすることができるので、自分自身も記者になってみたいと思ったのがきっかけでした。
実際にスタッフになってから、日清の社長さんにインタビューをしたり、オンラインイベントの司会をやったりすることができたので、すごくいい経験になりました。
それらを立教の提出書類である「活動報告書」に事細かく書きました。
ch FILESのスタッフは足りてないみたいなので、やってみたいと考えている人は、比較的簡単にスタッフになれると思います。


〇英語の資格は何か取得していましたか?

 

高校3年生の6月に英検2級をとりました。スコアは2199点でした。同じ現代心理学部の心理学科は英検のスコアを2300点以上取得しなければ出願できないのですが、映像身体学科はスコアに関する条件はありませんでした。


〇志願理由書で意識したことは?

 

どんなことを志望理由で書いていけばよいかわからなかったので、総合型選抜専門塾のサイト上にある過去の合格者のインタビューや志望理由書を分析しました。
志望理由書には、自分が将来やりたいことが何であるか、それを行うために必要な知識や経験が何であるか、それらを学ぶことができるのが映像身体学科であるから志望したということをまずは明記しました。
私の将来やりたいことが、「演劇教育の大切さを広めること」であったので、どうしてそのような考えに至ったのかを、課外活動でやってきた演劇での苦悩を交えながら書きました。

 

〇志望学科に関して調査はどのくらいしましたか?

 

映像身体学科という他大学にはあまりない学科だったので、その学科で行われている授業科目名などをネットで調べていました。私は質問されなかったのですが、実際に面接では授業名に関して質問されることもあるそうです。
私はその学科にいる教授の論文や書籍は読んでいませんでしたが、その代わりに、映像身体学科で学べる「演劇教育」に関する専門書を読んでいました。また、自分で書いた志望理由書を学校の先生に見てもらったときに、哲学も絡めて書いた方良いのではないかというアドバイスをもらったので、映像身体学科と親和性のあるハイデガーの本も読み、志望理由に盛り込みました。


〇面接ではどんなことを聞かれたのですか?

 

私が今までやってきた演劇や学生記者などの活動に関しては一切聞かれず、映像身体学科に関する質問をされました。映像身体学科に関する説明は立教のHPに載っているのですが、かなり抽象的に書かれています。「映像身体学とは?」という質問をされて、HPに書かれていることを述べても、そこから「具体的には?」という質問がされるので、より具体的に語ることができるように準備をしておく必要があります。私はその質問に対して「表現」という言葉を用いて映像身体学を語ったのですが、面接官から「あなたにとっての表現とは?」という質問をされました。さらに「グローバル化における表現の重要性とは何か」、「グローバル化の歴史は?」などの質問もされました。
あとは映像身体学科で何を学びたいのかをかなり深掘りされました。
やはりかなり特殊な学科なので、「映像身体学科のことをよく知っているから受験してるんだよね」というようなスタンスで面接官は質問を質問をしてきます。

 

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